パンパシとは
東欧諸国を筆頭に世界に君臨してきたヨーロッパ諸国の勢いに危機感を持った、オーストラリア、カナダ、日本、アメリカの4ヶ国が、環太平洋地域の水泳レベル向上に力を結集するため、1984年にパンパシフィック水泳協会を設立し、環太平洋地域の国々が参加する競泳国際大会を開催しました。
以降オリンピック・世界選手権を開催しない年に、上記4ヶ国の持ち回りで開催。同時期に開催される欧州選手権に比べ、実力的にハイレベルなパンパシフィック水泳選手権大会へ中国や韓国、ブラジルや南アフリカなど、世界の強豪国が積極的に参加する、名実ともに大規模な国際大会となりました。
現在では、オリンピックの中間年(4年に一度)に開催され、北島康介やイアン・ソープ、ライアン・ロクテ、マイケル・フェルプスなど、本大会活躍選手の多くが2年後のオリンピックで活躍するハイレベルな大会となっており、水泳界では「オリンピック・世界水泳と並ぶ世界三大大会」の一つに数えられています。
本大会は2002年の横浜大会以来、実に16年ぶりの日本開催となり、今後更なる盛り上がりが期待されています。
第1回 | 1985年 | 東京(日本) |
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第2回 | 1987年 | ブリスベン(オーストラリア) |
第3回 | 1989年 | 東京(日本) |
第4回 | 1991年 | エドモントン(カナダ) |
第5回 | 1993年 | 神戸(日本) |
第6回 | 1995年 | アトランタ(アメリカ合衆国) |
第7回 | 1997年 | 福岡(日本) |
第8回 | 1999年 | シドニー(オーストラリア) |
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第9回 | 2002年 | 横浜(日本) |
第10回 | 2006年 | ビクトリア(カナダ) |
第11回 | 2010年 | アーバイン(アメリカ合衆国) |
第12回 | 2014年 | ゴールドコースト(オーストラリア) |
第13回 | 2018年 | 東京(日本) |
大会公式アスリートホスト
大会公式「アスリートホスト」に2大会連続オリンピック金メダリストの北島康介氏が就任することが決まりました。大会のアンバサダー的な役割として選手時代の経験を生かした大会の演出、および選手が万全な体制で試合に臨めるような環境を整えていく立場として地元・東京で行われるパンパシフィック選手権を盛り上げていきます。今後は大会のイベントへの出席、開会式への出演などで活動して行く予定です。
北島康介 プロフィール
1982年生まれ/東京出身
2002年パンパシフィック水泳選手権横浜で国際大会初の金メダルを獲得。2004年アテネ五輪、2008年北京五輪100m・200m平泳ぎで日本人唯一となる2種目2連覇を達成。2016年に選手活動を引退。現在はコカ・コーラ・チーフ・オリンピック担当・オフィサーを務める他、スイミングクラブ KITAJIMAQUATICS、プライベート流水プール AQUALAB の運営等を行う。また、東京都水泳協会の理事を務め、自身の冠大会「KOSUKE KITAJIMA CUP」を開催するなど、水泳やスポーツの普及・発展に力を注いでいる。
北島康介氏のコメント
パンパシ水泳は2002年横浜で行われた大会で国際大会初の金メダルを獲得した思い出深い大会です。あれから16年ぶりの日本開催、しかも地元・東京での大会なので少しでも力になれればという思いで受けさせて頂きました。2年後に行われる東京オリンピックを見据えて、アスリートファーストの大会の実現、そして、国別対抗戦という事で各国の選手たちが全力で戦える場を提供できるように『アスリートホスト』として自らの選手時代の経験をもとに大会を盛り上げられるように全力を尽くしたいと思います。